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コンジローマの治療にはイボを取る外科手術や薬を塗布する場合もある

2020年04月18日

コンジローマの治療方法には大きく分けて、薬物療法と外科療法があります。薬物療法は、軟膏などを患部に塗って症状を改善させていきます。コンジローマの外用薬で知られているのは、イミキモド5%クリームで、性器の周りや肛門に出来た尖圭コンジローマの治療に用いられます。クリームを患部に塗布することでウイルスの増殖を抑え、出来てしまったイボを治します。イミキモド5%クリームは、保険が適用できる外用薬です。

5-FU軟膏と呼ばれる、抗がん剤軟膏や、ブレオマイシン軟膏も用いられることがあります。ですが、これらの軟膏は細胞のDNAを傷つけ、将来がん化する恐れがあると指摘されています。保険が適用されず、神経毒性もあるため、取り扱いにくい外用薬です。

ハトムギの生薬、ヨクイニンという薬もコンジローマの治療に有効と言われています。ある研究では、ヨクイニンの有効率は、難治性の尖圭コンジローマで約36%でした。

外科療法は、レーザーや電気メスを使った外科手術でイボを取り除いていきます。イボが確実に取れるだけでなく、傷跡もほぼ残らないという特徴があります。一度の手術でイボをすべては除できる場合もあるため、身体的負担が少なくなります。しかし尿道周辺など、電気メスが使用できないこともあります。表面上だけ取り除いても再発してしまうため、通常は患部より広範囲で焼勺していきます。

外科手術でコンジローマを取り除く時、リング鉗子(かんし)が使われます。イボを浮かせることで基底細胞層から冊除できることが可能で、再発しにくい状態にすることができます。患部周辺を電気メスで焼くことによって、さらに再発率を下げることが可能になります。取り除く腫瘍が少ない場合、手術から1~2週間ほどで回復します。傷跡もほとんど残りません。安全で効果的にコンジローマを治療できる方法です。

外科手術の他に、凍結療法と呼ばれる切除方法もあります。これはマイナス196度の液体窒素を使い、患部を凍傷状態にした後、イボを取り除きます。ウイルスを効率よく駆除するため、患部よりも広範囲にわたって処置するのが一般的です。凍結療法は早期治療に向いている方法で、出血も殆どありません。術後数日間ほど痛みが残りますが、繰り返し用いることが可能な外科療法です。

薬物療法や外科療法を用いたコンジローマの治癒率は、60~90%とバラつきがあります。治療方法は複数あるので、一つの方法で効果が得られない場合は、他の方法を試してみることも可能です。