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コンジローマは進行すると性器のがんに発展することもあるので侮れない

2020年03月22日

尖圭(せんけい)コンジローマは、ヒトパピローマウイルスによって引き起こされる、性病の一種です。性器周辺に発症し、患部は赤褐色に変色します。放っておいても、自然に治癒しますが、感染したヒトパピローマウイルスの種類によっては、進行すると悪化することもあります。

ヒトパピローマウイルスにはいくつか種類があり、HPV6型や11型と呼ばれるタイプは発がん性が低く、患部にイボを形成するという特徴があります。コンジローマのおよそ90パーセントは、HPV6型や11型によるものです。発がん性が高く、注意が必要だと言われている種類は16型と18型で、子宮頸がんや膣がん、肛門がんそして咽頭がんなどを引き起こします。発がん性の低いウイルスと、高いウイルスに同時に感染している場合もあります。

ヒトパピローマウイルスは主に性行為で感染しますが、母子感染も感染経路の一つです。科学的に証明されたわけではありませんが、乳児が分娩時に感染すると、若年性再発性呼吸器乳頭腫症を発症することがあるとも言われています。

良性か悪性かは、外見では判断しにくいので、コンジローマが疑われたら、医師の診察を受けることをおすすめします。医師は視認や組織の一部を採取するなどして検査を行い、診断します。ここで進行するとがんになる恐れのあるものかどうか明らかになります。

コンジローマの予防には、肛門での性交渉を避ける、コンドームを使用するなどの方法などが挙げられます。しかし肛門にコンジローマが発症する原因は、必ずしも性行為によるものと言い切れず、コンドームもかぶっていない部分から感染する恐れがあるため、完璧とは言えません。

子宮頸がんの誘因とされるウイルスの感染を予防するワクチンが登場、日本国内でも承認されています。中学生や高校生を中心に、これまで多くの女性が接種してきました(助成制度により中学1年生から高校2年生までは無料で接種可能)。すでに感染していたり、発がん性の低い6型・11型の予防には不向きですが、ワクチンの予防率は80パーセントとも言われています。

コンジローマの予防対策はいくつかありますが、やはり感染しないのが一番です。自然治癒で済んでしまう場合もありますが、逆に放っておく、再発を繰り返したり、進行しがんに発展することもあるので侮れません。自分に合った予防対策を取り入れるとともに、症状が現れたら病院で診察を受けることが賢明です。