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性交渉だけではないトリコモナスがうつる原因はトイレやお風呂やタオルからも

2020年05月27日

トリコモナス原虫によって引き起こされるトリコモナスは、女性の膣や子宮頸部などに侵入して症状を引き起こします。女性に多い病気と言われていますが、男性も感染することがあります。他の性病と比べて症状は軽く、重大な後遺症もありません。ですが、感染すると強いかゆみを伴い、女性の場合は臭いのきついおりものが大量に出たり、男性の場合は尿道が炎症して排泄時に支障をきたすことがあります。

感染しやすい性病として知られているトリコモナスですが、放置しておくと炎症が卵管にまで広がり、不妊や流産の原因になります。
トリコモナスがうつる原因は周囲にたくさんあります。性交渉だけでなく、感染者が使用したタオルなども感染経路になります。トリコモナス原虫は家のどこにでも棲み着くことが出来るため、トイレの便器や浴槽からも感染する可能性があります。医療機関の診察台からも、うつることも考えられます。性交渉の機会が少ない高齢者や小さな子供も感染するのは、感染経路が多岐にわたっているからです。

そのうえ、感染しても自覚症状のない人がほとんどです。感染してから半年ほどして症状が現れたという場合も少なくなく、これもうつりやすい原因の一つと言えるでしょう。治療したとしても、原虫が体内に残っていたら、再発する恐れは十分あります。トリコモナスは、感染力がとても高いため、うつりやすい性病の一つと言えるでしょう。

女性の膣内は通常酸性を保ち、雑菌の侵入や繁殖を防いでいます。ですが妊娠や生理時期になるとアルカリ性に傾き、雑菌が好む環境になります。生理中に発症しやすいと言われるのはこのためです。

トリコモナス原虫の潜伏期間は、3日~1カ月とバラつきがあります。このようにバラつきがあるのは、自覚症状が出にくいことが挙げられます。自覚症状がないまま性行為をするなど他人に接触してうつしてしまう可能性の高い感染症と言えるでしょう。特に男性は、女性よりも少ない傾向があります。

検査による特定が難しいということも、トリコモナスが感染しやすい理由の一つになります。検査を受ける場合は、パートナーとともに受けると、発見しやすくなります。検査の中で一番有効と言われているのは腟トリコモナス培地による検査です。もしパートナーが感染していると診断されたら、一緒に治療を開始することが無難です。治療にはメトロニダゾールの経口薬が使用されることが多く、基本的には1日2錠10日間飲み続けて様子を見ます。